人妻

人妻と呼ばれると出会いが限られる

子供のころに「人妻」と聞くとひどくおばさんを思い浮かべた。そして、どこか淫靡なにおいがする言葉でもある。

 

しかし、アダルト業界で「人妻」設定が30歳かららしいというのを聞いて、自分も年齢だけ見ると見事に当てはまるというのを知ってしばし呆然としたことがある。

 

人妻・・・自分もその業界だと人妻になるのか・・・と。

 

40歳になり、名実ともに「人妻」になったわけだけど今自分が「人妻ですね」と言われたら、うれしく思う反面申し訳なくなるだろう。

 

なぜなら頭の中が全く「熟した女」のそれではないからである。まだまだ知らないことも多く、世の中の難しいことはよく知らない。

 

そして、この年になってもアイドルを追っかけている。しかもひとり身だ。これのどこが熟しているっていうのだろう。

 

完全に頭の中は18歳くらいで、まったくもって青臭い。

 

あとは、「人妻」という言葉から発せられる色気。これが全くもってない。この世の中若くして熟した色気を持った女性はたくさんいるけれど、いまだに垢抜けない大学生みたいな風貌でのらりくらり生きている私に「熟女」という言葉は当てはまらない。

 

仕事でアダルト物の校正をすることがあるのだが、人妻ものをいうのは根強い人気があるジャンルである。

 

世の男性は熟れた女性を好む人が多くいるわけで、そこに出ている人も美しく体全体から色気がムンムンしている。

 

これこそ、THE人妻なんだ。それを見ていたら自分は真逆の人種だなあと思ってしまう。

 

だが、私を「人妻」と見てくれる人がいるなら、その人にとって私は中身も見た目も酸いも甘いも知っていて、それなりに色気もあるってことなんだと非常に都合いい解釈をしてとても喜ぶだろう。

 

単純におばさんと言われる年齢だから軽い感じで言われてるのかもしれない。だけど、私は恥ずかしがりながらも喜びたい。

 

「人妻」と呼ばれると自分がすごく老けて、おばさんになったみたいだからいい気分にならない人が多いかもしれない。

 

でも、考え方を変えて考え方も生き方もそして、ルックスも非常に魅力的な女性のことを指すと考えたら、マイナスの感情は幾分薄れるのではないだろうか?

 

「人妻」は決していやらしいことはない。美しく、色っぽくて、中身は成熟している女性を指す形容詞なんじゃないかと思う。

 

だから、「人妻」と言われたら私はほめ言葉ととって喜びたいし、世の女性にもそういう考え方が浸透していってほしいし、そういう考え方に変えて行ってほしいと思う。